検層工事とは
私たちは、スケール除去技術と共に、ワイヤーライン検層サービスも提供します。 検層とは一般的には、掘進中および掘削終了後の坑井において、地下の地質状況、坑井の性状などを解明するために地層の化学的および物理的情報を深度に対して連続的に測定することを指します。
測定結果は対深度グラフ(log)に表現され、大別して泥水検層、掘削時同時検層、ワイヤーライン検層などがあります。
弊社が提供するワイヤーライン検層には主なものとして次のような種目があります。
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比抵抗検層
井戸の仕上げ区間を決定するための情報が得られます。
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ガンマ線検層
地層区分および岩相に関する情報が得られます。
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PTS検層
流体の流量、井戸内の温度・圧力を連続的に測定することができます。データを総合的に解析することによりどの区間が生産・還元に寄与しているか、どのような処置を施せば生産・還元状態を改善できるかわかります。
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ボアホールカメラ検層
坑井内の状況を視覚的にとらえることができます。弊社では下方向観察用・横方向観察用の両方のバージョンを備えています。
弊社の特徴
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スリムホール用比抵抗検層器
弊社の比抵抗検層器の外径は70ミリです。径75ミリの小口径の坑井に対応しています。
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高温対応PTS検層器
弊社のPTS検層器は350℃までの国内でも数少ない耐熱仕様となっていますので高温の地熱井でも使用できます。また、メモリータイプなのでスリックラインなどを用いてデータを取得することも可能です。
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BLUESPARK™️と結合可能なボアホールカメラ
弊社のボアホールカメラはBLUESPARK™️と連結して降下させることができます。これにより、スケールが付いた区間を特定して、その区間をBLUESPARK™️で処理し、その結果をカメラで確認するという作業が1回の降下で可能となり、時間・コストの節約になります。
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小型検層トラック
弊社は小型検層トラックを保有しており、導入道路が狭い現場への乗り入れが可能です。
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Geo Power Innovationとのシナジー
弊社の姉妹会社Geo Power Innovationは地熱業界のコンサルティング業務で実績を誇ります。協業することにより掘削前調査から発電システムに至るまで包括的なサービスを提供することが可能です。